ブログ記事一覧
ブログカテゴリはありません。
最近では紅麹による腎機能障害という副作用報告が話題になっています。これについて専門家がどの成分でも原因になる可能性があると言っています。
正直言ってサプリメントは薬剤よりもハードルが低く、十分な検証は行われず効果は乏しく副作用はしっかり発生すると考えたほうが良いのです。
例えば皮膚科領域ではVit剤は内服を長期に継続すると光線過敏型薬疹を起こし、紫外線にアレルギーを起こしやすくなります。
決してサプリメントで健康を手に入れることは出来ません。
地道でつまらないことですが、適度な運動、栄養のバランスが取れた食事、必要な時間、量の紫外線を浴びる事といった当たり前のことが健康への近道なのです。
2024-06-10 00:00:00
もっと読む...
折りたたむ
皆さんは少し前に起きた茶のしずく石鹸による小麦アレルギーの件を覚えているでしょうか?
茶のしずく石鹸に入っていた加水分解小麦という小麦粉の成分が皮膚に付着することにより経皮感作から小麦アレルギーが誘発されて、うどん、パンといった小麦食品を摂食することでアレルギー症状が起こりました。
この件から学ばなければいけないことは例えば納豆の成分であるポリγグルタミン酸が含まれる化粧品が存在していますが、これによって納豆アレルギーが起こるという事も有り得るということです。
更にまだまだ確認出来ていない食品の成分が含まれる化粧品というのは数多く存在していると思われるので、そのように含まれる化粧品を極力使用しないように生活するということです。
一度アレルギーが完成すると小麦食品を摂食出来なくなるように、納豆含めて他の食品も食べられなくなるリスクがありますので、食品の成分が含まれる化粧品は使用しないように心がけて下さい。
発症してからでは遅いのです。
2024-05-07 00:00:00
もっと読む...
折りたたむ
当クリニックでの漢方薬治療の実例をご紹介します。
この方は中学受験を控えていました。
母親に付き添われて受診しましたが、いくつもの皮膚科を受診し各々で異なるステロイドローションと時には抗アレルギー剤を処方されていました。
しかし全く改善せず、当クリニックを受診しました。
問診の結果自分の意思で受験するものの、結構なストレスになっている感じました。
勿論抗アレルギー剤とステロイドローションは当初併用しましたが、治癒は漢方薬の一択だと思いました。
そして処方した結果、頭の痒みは激減し、最後はステロイドローションを使用せず漢方薬の内服のみとなりました。
そして受験も終わり、第一希望の名門中学に無事合格しました。
このように子供で頭を無性に痒がる場合精神的なストレスがかなりの割合を占めて原因となっていることが多いので漢方薬での治療はとても有効だと思います
是非ご相談ください。
2024-03-11 22:24:36
もっと読む...
折りたたむ
当クリニックでは漢方薬による皮膚科以外の診療も行っています。
1月と2月には広報しろいにも掲載しました。
ここで今までの治療経験で私も患者も最も満足していると思われる症例をご紹介します。
ある女性の方から家族の薬剤アレルギーの件で相談を受けました。
そして、その方本人も喘息が酷く頭痛もありました。
家族の件も解決しましたが本人の診察をすると、頭痛で長い間ロキソニン等の解熱鎮痛剤を服用していました。
実は解熱鎮痛剤の長期服用で喘息と慢性蕁麻疹になります。
そのことを説明し漢方薬を処方したところ頭痛が治まり喘息も起こらなくなりました。
そこからホットフラッシュ等の相談も受けたので別な漢方薬を処方し改善しました。
暫く体調の変化もなく落ち着いていましたが、コロナウイルス感染症が蔓延してきました。
そしてこの方の家族も全員感染しました。
現在の診療ではほぼカロナール錠しか処方されません。
発熱していたのでカロナール錠とロキソニン錠を大量に使用した結果喘息が再燃。
更に運の悪いことに後遺症で頭がモヤモヤして倦怠感が残り、仕事に戻れなくなってしまいました。
所謂ブレインフォグと呼ばれる状態です。
実はコロナウイルス感染症自体も漢方薬による治療で軽く済むことが多いのです。
ここから2種類の漢方薬を2週間投与して軽快しました。
ところがこれで終わりではありませんでした。
その後も呼吸すると鼻の奥から頭にかけての痛み、またホットフラッシュが酷くなるという症状が残り毎日仕事は出来るものの辛い状態が続いていました。
こちらも別な2種類の漢方薬を3週間処方し軽快しました。
現在は何も服用せずに普段通りの生活を続けています。
このように一般的な西洋医学ではどうにもならない場合漢方薬治療は考えるべき一つの選択肢であると思われます。
必ず治せるとは言いませんが是非ご検討下さい。
2024-03-10 17:49:05
もっと読む...
折りたたむ
どのような時に漢方薬治療が適しているのでしょうか。
現代でしたらコロナウイルス感染症の後遺症でしょうか。
こちらは治る可能性があるのは漢方薬による治療のみと思われます。
私のクリニックでも可能な限りではありますが対応、処方しております。
私のクリニックは皮膚科ですので、最も多く処方しているのはニキビ、そして水いぼです。
他には子供で頭が痒くてしょっちゅう引っ掻くが湿疹病変は無い、という場合です。
皮膚科疾患以外では、偏頭痛、生理痛、更年期症状、便秘、反復する膀胱炎、冷え症、不眠症などで、つまり西洋医学では検査しても異常なしと言われるが、症状はあるという場合に漢方薬を処方しています。
私のクリニックでは漢方内科、東洋医学科などは標榜はしていませんが、漢方薬による様々な症状への治療を行っています。
是非ご相談下さい。
2024-01-01 00:00:00
コメント(0)
もっと読む...
折りたたむ
2019年に新型コロナウイルス感染症が拡がってから漢方薬の効能が見直され、全国の医師が処方するようになって薬局で在庫切れとなって処方制限が行われるといった異常事態が起こるようになりました。
ここではどのような処方で気を付けるべきなのか載せたいと思います。
副作用についてです。
勿論漢方薬の内服でも副作用は起こります。
身近なところでは足がつった時に服用されることが多い芍薬甘草湯、違う目的ですが、甘麦大棗湯等は甘草の含有量が多く、低カリウム血症が起こりやすく危険です。
次に柴胡、黄ゴンが含まれる物も人によっては長期連用によって肝機能異常が出現することがあり、時々採血を行ったり、採血の結果肝機能異常が出現したら、休薬や変更が必要になります。
最も注意するべきは山梔子が含まれる漢方薬です。
こちらを長期連用して蓄積されると腸間膜静脈硬化症という物が起こり、最悪の場合腸を外科切除する必要があります。
これが含まれるものはツムラですと15番、24番、50番、56番、57番、58番、62番、76番、80番、90番、104番、110番、137番です。
このように漢方薬と言えども副作用は多岐に渡り、時として重篤になります。
服用してはいけないのではなく、きちんと詳しい医師の管理の下で服用する必要があるということです。
具体的には医師が東洋医学専門医を持っているか、富山医科薬科大学出身であるか等をホームページで確認することをおススメします。
2024-01-01 00:00:00
もっと読む...
折りたたむ
皆さんの身近なところでは葛根湯でしょうか。
風邪をひいたら使うという方も多いのではないでしょうか。
では、病院から葛根湯を2週間分処方されたら治るまで内服するべきでしょうか。
また薬局で旗が振られたりしている八味地黄丸等を3か月分処方されたら、漢方薬は効果が出るまで時間がかかるからということで延々内服するべきでしょうか。
答えはNoです。
先ず風邪は急性疾患です。
最短では1包からで、合っていれば1日分で治ります。
又は内服することによって証は変わり、翌日や数日後は葛根湯の証ではなくなっています。
夜間頻尿や易疲労感は慢性的な症状です。
この場合、約1か月内服しても何の効果も見られないのなら、症状に合っていないので変更するべきです。
最終的に合っている漢方薬を3か月、半年、1年間と内服して症状が消失したら廃薬とする。
これが正しい処方の仕方です。
2024-01-01 00:00:00
もっと読む...
折りたたむ
最近インターネットでの投稿で見かけました。
子供に保湿剤を連用するのはいつまで行えば良いのでしょうか?
皮膚科で聞いても途中で止めるのが一番良くないと言われてずっと通院させられます、とありました。
私もこのことに関して日頃から考えて診療しています。
良く子供の皮膚の状況、年を重ねてからの皮膚の変化について考えてみましょう。
年を重ねたら老化で皮膚がカサカサ乾燥する、というのは理解できると思います。
では子供の皮膚は通常どうでしょうか?
スベスベたまご肌という表現を聞いたことがあるでしょう。
これが小児の肌を上手く表しています。
では子供の肌がカサカサに乾燥するという事はあり得るのでしょうか?
全くないと言えば言い過ぎですが、まずあり得ません。
では子供の肌がガサガサだったら何を考えたら良いのでしょうか?
その殆どの原因は接触皮膚炎(かぶれ)です。
その何が原因かを見つけるために皮膚科を受診する必要があるのです。
ですから、原因について考える皮膚科に受診しないと解決せず延々と保湿剤を処方され続けます。
またアトピー性皮膚炎がステロイド外用剤で落ちついた後にガサガサしている場合は、最近は新薬が出現していて、そちらを使用するとスベスベに落ち着くことからも、保湿剤ではない管理が必要なのだと考えられます。
全ての疾患にはゴールと目標があり、延々と使用続ける必要はありません。
どうしてその症状が持続しているのか考える必要があると思います。
私は常にその原因を考えるようにして診療に取り組んでいます。
勿論全例分かるとは言えませんが、考えなければ何も解決しないからです。
従って保湿剤を連日外用するように指導されたら一度立ち止まって良く考え直してください。
そして当クリニックで是非相談してみて下さい。
2023-11-13 00:00:00
もっと読む...
折りたたむ
皆さんどこを受診したらよいかいつも迷われると思います。
これは読んでみて大変当てはまると思いましたので掲載します。
是非ご参考にしてみて下さい。
プロが教える、後悔しない病院・医師選び〜あなたの町のお医者さん「開業医」の見分け方 (buzzfeed.com)
2023-08-01 00:00:00
コメント(0)
もっと読む...
折りたたむ
こんにちは。
今日は帯状疱疹ワクチンについてお話します。
一定以上の年齢なら水痘は罹患していますが、若い人はワクチン接種で水痘の免疫を獲得しています。
これが将来的に免疫が低下した時に帯状疱疹として発症します。
治療薬は確立されており、コロナウイルス感染と違い、恐れる必要はありません。
ただ一点だけ、帯状疱疹後神経痛については残った場合、かかりつけ皮膚科からペインクリニックを紹介してもらわないと治りません。
そして3か月以内に紹介されないと神経ブロック注射も効かなくなるそうです。
無駄に皮膚科で帯状疱疹後神経痛について治療続くようならご再考下さい。
このワクチンですが、良いことのみではありません。
100万回に3件ですが、ギランバレー症候群を起こす副作用が報告されており、副反応として高熱が出ることが知られています。
このような情報は公表されておりません。
是非、このような負の情報も知った上でご検討下さい。
当クリニックでは行っておりません。
白井市の情報も掲載します。
詳しくはクリニックでご相談下さい。
帯状疱疹ワクチンについて/白井市 (city.shiroi.chiba.jp)
2023-07-01 00:00:00
コメント(0)
もっと読む...
折りたたむ