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Withコロナウイルスの時代

Withコロナウイルスの時代

こんにちは。昨年末に中国の武漢で報告されてから、あっという間に全世界に拡大し、現在の日本でも毎日全国では感染者の報告があり、まだ終息しておりません。
医師から見て考えても、完全に終息して消えるということはあり得ないと思います。
ワクチン開発、特効薬が開発されて、ようやくインフルエンザと同じような扱いになるのみです。それまでまだ2年はかかると思います。
このような時代、生活になってクリニック、病院の受診はどうしたら良いのでしょうか?
色々な忖度せずに書いてみようと思います。
正直一番大切なことは予防です。
病気にならないように生活することが一番大切です。
病院への受診が減って、悪化して受診する人が多くなるから、受診を控えないようにと言われていますが、それは全くもって今ある医院、病院の収入が減ったから言っているだけなのです。
元々病院は様子を見ていたけど悪くなって、自然に治らなかったから行くところなのです。
例えばしっかり栄養管理をして血糖、血圧、中性脂肪が管理できれば最高ですし、しっかり手洗いうがいを行って感染症にならなければ最高なのです。
それによって病院がどうなったということは、その後行政と話すことです。
さて、現在通院中の人はこれからどう考えたら良いでしょうか?

先ごろ日本病院会会長からも「以前は時間に追われ、医師も患者も合格点ギリギリくらいの満足度で終わっていた診療が、互いに100%満足できるくらいの診療へ。患者が受診に慎重になる前提で、じっくり向き合う診療へ。そうした新たな医療が始まったように思います」とコメントが発表されました。

当クリニックでは開院当初から、どの時代にでも対応できるように、最低限必要な回数しか受診を促しておりません。
必要な期間の内服薬、必要な量の外用薬を処方しております。
元々1週間や2週間分しか処方出来ないことは無いのです。
勿論少ない受診回数で済むように、可能な限り受診した時に原因を伝えられるように心がけています。
必要があるのに全く受診しなくなると元々の疾患が悪化する可能性が高くなりますが、必要以上に受診させられていると思ったら、一か月分、二か月分での管理をお願いするべきです。
また、改善する可能性のある原因を聞くべきです。
必要な時に必要な人がじっくり受診して相談できる、限りある資源である医療を疲弊しないように使い、維持するということが必要です。

今までは不要不急の受診は確かに多かったと思います。
それは医院、病院側の必要以上の受診の促しということもあったと思います。
これからは、良く話を聞いてくれる医院を選び、話を聞かないところでは通院を続けないといった選択も含めて、少ない回数で改善、維持をしてくれるところを探すといった変化をすることも必要になると思います。
ただただ今までのように言いなりで受診ではなく、今回の騒ぎをきっかけに今までを見直して、これからを考えてみるべき時が来たと思います。

2020-07-01 00:00:00