ここでは、病的な脱毛についてお話します。
人間他人に会うと、パッと見るのが顔、頭になるかと思います。 髪の毛が抜けるというのは凄くストレスフルな話かと思います。 では髪の毛はどうして抜けるのでしょうか? 時々ストレスで片付けられていることもありますが、それは何も異常が無かった、最後に辿り着くところです。 脱毛を来す原因としては、薬剤、何かの中毒、全身性の炎症、金属アレルギー、膠原病、甲状腺機能異常、鉄欠乏性貧血といったところです。 pull testと呼ばれる髪の毛を引っ張る検査を行い、抜ける本数が多ければ上記疾患の有無を確認するため採血を行います。 上記に書いたような疾患の採血を全て行いますから、クリニックでは行えません。 北総白井病院で私が行っています。 異常が見つかれば担当の内科に紹介します。 採血が不要の場合処方となりますが、こちらはクリニックでないと出来ないのでクリニック受診のみとなります。 いずれにしても脱毛症は簡単ではありません。クリニックと総合病院共に利用することが多くの場合で見られます。 また小児期に自傷行為としての抜毛症というのがあるのをご存知でしょうか。 抜毛行為は精神疾患が影響していますが、精神科は15歳以上なので小児精神領域ですが、扱える医師は近在にはおりません。 抜毛症に限り漢方薬が効果がある場合がありますので、絶対とは言いませんが相談には応じています。 最近ではコロナウイルス感染症の後遺症として発症している方も見受けられます。 こちらもクリニックにて漢方薬で治療しています。 尚、当院では男性型脱毛症については扱っておりません。 プロペシア、ザガーロは扱っておりませんのでご了承下さい。 |
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