少々聞きなれない病気かとは思います。 知らない人にとっては何?っていう感じでしょうし、知ってる人にとって、つまり当てはまりそうな人にとっては、それです!という感じでしょうね。 手のひらまたは足の裏が常に濡れていて酷いと学生時代に答案用紙が濡れて手形がついて困るという症状が出ます。 ここまでくると治療が必要ですが、根本的な強い治療としてのボトックス注射にしろ、塩化アルミニウムにしろ保険診療では行えませんので、結局総合病院や大学病院での治療ということになります。 最近では掌蹠や腋窩での制汗剤としての新薬が発売されましたが、処方にあたっての制限が多く、また一定期間使用後に全く効かなくなるといったケースが多いため当クリニックでは処方しておりません。 他の症状にもよりますが、漢方薬でのみ治療しています。 そして、漢方薬治療に反応しない場合や重症の場合は都内にある専門施設の受診をお勧めします。 以前都内の大学病院で多汗症外来を開設していた医師がクリニックを開いており、多汗症治療の最後の砦です。 非常に治療には難渋します。 |
|