凍瘡(しもやけ)なんて病気とは言わないのでは?
冬になったらなるのは当たり前では? なんて思っている方、大きな間違いです。 是非しっかり皮膚科専門医に相談してください。 凍瘡とは微小血管の循環障害によって見られる症状のことで、手指、足趾、耳介によく認められます。 基本的には血流の検査には異常がなく、冬季に寒くなると末梢血管が細くなることで見られる症状であることが殆どです。 決して寒冷地でのみ見られる症状ではなく、関東でも見受けられます。 ただ、時には他の大きな疾患の症状の一部であることがありますので、油断は禁物です。 凍瘡様紅斑と言って、全身性エリテマトーデスの時に見られることもあります。 また、物凄く治りが悪いと思ったら血液中の亜鉛が不足していた、なんてこともあります。 治りが悪い場合、一度血液検査をしておくことも必要です。 治療は特に有効なものがありませんが、漢方薬と他の疾患で有効だった新薬は良く効きます。 しもやけと言って諦めることなくご相談ください。 |
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