尋常性ざ瘡とは、いわゆるニキビのことです。
これは治療が絶対に必要な病気ではありません。 本人が見た目、肌に触れた感じで嫌な感じがして治療を希望すれば薬を使用して治療します。 もし本人が気にしなければ、一定の年齢になれば止まりますので、特に治療は必要ありません。 従って治療すると決めたのなら、しっかりとした管理も必要となり、中途半端はかえってよくないので、治療を継続するという本人の強い意志も必要になります。 さて、治療すると決めた場合はまずニキビが新しく出来るのを止めるのは内服薬です。そして、出ているところには外用薬を使用します。 ここで、外用薬ですが、新しく開発されたものがいくつかあるのですが、その使用の仕方にはある程度の専門的な知識が必要で、適当に使用してもあまり意味がありません。 皮膚科専門医のいるクリニック、病院でどのようなスケジュールで治療するのか、またダラダラと続ける必要もありませんので、どこがゴールなのかをしっかり聞いて治療に臨んでください。 気をつけていただきたいのは外用の方法、外用剤の使用期間によっては刺激性皮膚炎からアレルギー性接触皮膚炎を引き起こし治療できなくなることがありうるということです。 また、日常の洗顔やケアについてもいくつか注意点があります。 特に保湿剤は毛包を閉塞するため使用してはいけません。 最後に実は漢方薬で劇的に効果があるものがあります。 しかし、ただニキビで処方しても効果はありません。 他の症状を詳しく問診して、当てはまれば処方し、服用を続けると劇的に改善します。 クリニックでもいくつかの症状があった上でニキビのある、特に女子中学生、高校生に治療効果は好評です。 いつまでもダラダラ治療する必要もなく、敢えて放置するのも良いと思いますし、他に気になる体調不良もあって漢方薬まで併用するなど、人によって様々な対応となります。 尚各種治療薬は漢方薬を除き12歳以上からの使用と制限されていますのでご注意下さい。 尚、北総白井病院では上記薬剤が処方できません。 当クリニックを受診してください。 |
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