暖かい日が増えてきました。 と同時に、とびひも増えてくる季節です。 皮膚に炎症が起こり、バリア機能が不十分な時に発症します。 細菌感染すると、とびひになります。 とびひに感染するとプールに入れなくなりました。 水を介して感染すると分かったからです。 とびひに関しては、しっかりした量の抗生物質を内服してもらうことにより、1週間で治し切っています。 やや重症例の場合、少し入浴時にひと手間かければ上手く治りますし、また最も重症の場合、菌が血液に入って高熱を出し、全身熱傷の様にただれるケースもあり、その場合大学病院の小児科に入院目的で紹介することになります。 以下に学会の発表の抜粋を掲載します。 >日本臨床皮膚科医会は、日本小児皮膚科学会と合同で「皮膚の学校感染症とプールに関する統一見解」を発表した。 保護者や教師らに向け、皮膚疾患のある小児がプールに入って良いかどうか判断する際の目安を示している。 学校保健安全法で第三種(その他の感染症)に指定されている4疾患について取り上げた。 伝染性膿痂疹(とびひ)は、治るまでプールは禁止。 水を介して感染することはないが、小児同士の接触で症状の悪化や感染の恐れがあるため。 伝染性軟属腫(水いぼ)は、プールに入ってもよい。 以上より他院よりは多めの抗生物質を内服していただきますが、1週間で確実に治ります。 是非ご相談下さい。 |
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