一般の方にはあまりなじみのない病名です。
これはヒゼンダニによる感染症で高齢者施設で集団発生します。 最近ではコロナウイルス感染のリスクから高齢者の外出、デイサービス利用を制限してきた結果、発症者が増え、今度は関節が固まるから動かせとの指示で、デイサービスや訪問リハビリを推奨した結果、高齢者施設で大流行しています。 ある意味コロナウイルスよりも感染力が高いです。 予防策としては施設で働く従事者はコメディカルも含めて皮疹についてしっかり勉強して記憶し、不安がある方には決して素手で触らないことです。 時々この指示で職場施設長に伝えてもらうと、人間を物扱いしているようでダメですと言われるようですが、スタッフの健康を守れないようでは、通所者、入所者の健康も管理できません。 具体的には腋窩、へその周り、手指といったところに、表面がざらざらして赤く盛り上がる皮疹が出ます。 そしてヒゼンダニが夜行性なので、夜間無性に痒くなります。 いずれにしても自己判断せず病院受診が必要です。 治療ですが、当クリニックでは独自の組み合わせで確実に6週間以内で完治させていますが、保険診療の関係で現在外用剤の一つは自費処方となっています。 尚、職場での感染の場合、当クリニックは労災指定機関ではないため、労災扱いを希望の場合受診出来ません。 ご了承下さい。 |
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